29日目
ハロウィンの思い出

あれは確か去年の10月末の話だ。
夜中に仕事を終えて、街灯もなく人通りが少ない細い道を私は一人で歩いていた・・・。
すると物陰から物音一つたてずに仮装したゾンビと、ロウソクが突如現れたのだ!!!
「キャーーーッ!!!!!」
この悲鳴は私ではなく、相手側…。私は、その悲鳴にさらにビックリ。
誰もいないと思い込んでいた所に私が現れた為にビックリしたんでしょうが、どのツラでビックリしてんだよって話です。
理解に苦しむチョイス
二人に注目してみると、まだ若い女の子。
ゾンビの方の顔をよく見ると、特殊メイクを施していてめちゃくちゃリアル…
それにも関わらず、いの一番に悲鳴をあげたのはゾンビ。
1番驚いちゃいけないのは、お前だ!!!
そして、ロウソクよ!君は何故ロウソクなんだ!?
他にも多くの選択肢はあったはずなのに、何故ロウソクをチョイスした!?
チョイスするまでの心境を、一年近く経った今でも是非知りたい!!!
あの時は聞けなかったが、もう後悔はしたくない…次にあのコンビに会うことがあれば、絶対に聞こうと心に固く誓った。
インタビューチャンス!?

ハウステンボスでは偶然にも、仮装してる人が多く集まる「キャッとするパレード」が絶賛開催中だ。
あの二人じゃなくても、ロウソクの仮装をしてる人さえいたら、どーして、ロウソクになろうと思ったんですか!?
と、インタビューするチャンスはあるはずだ。
だが、前回パレードを観に行った時は、これだけ仮装している人が集まっているにも関わらず、ロウソクだけはいなかった・・・。
それだけ、ロウソクはレアキャラなんだ。
たった一回だけで見つかるなんて都合がいい話があるはずない・・・。そう自分に言い聞かせて、再びキャッとするパレードを観にいく事にした。
ロウソク探し

ロウソクはいねぇがー?
キャッと驚くロウソクはいねぇがー?
なまはげの仮装をしたつもりで場内を歩き回っていたが、ロウソクに繋がる手掛かりは何一つ掴めずにいた。
そうこうしてる間にパレードは始まり、猫たちが続々と登場。


相変わらずでけーな・・・。
だが今回の目的は猫ではなく、ロウソクなんだ!!
猫以外にも、未来ミュージカルの方々も仮装しているしまだ可能性はあるはずだ…

違う……。この仮装のイメージは、おそらくカボチャだ。

お、おしい…。形的にはロウソクと紙一重・・・。
しかし、残念ながら帽子だ。
現実はそんな甘くなかった。
不思議の国へ・・・

それにしても、こんな私に対しても分け隔てなく皆さん手を振って下さっている…
お、俺も振ってみよう…( ˙-˙ )/
もう、ロウソクなんてどうでもいい…
俺を不思議の国へ連れて行って下さい!!!
お願いします!!!
下心丸出しでアリスさんにおねだりしようとしたその時、真横から鋭い視線を感じた…。
「ジローー…」

ご、ごぺんなさい(´・_・`)
アリスさんのガードマンに、無言の圧力をかけられて不思議の国へ行くのを断念。苦渋の決断だが仕方ない・・・。
結局ロウソクの仮装者も発見できずに、この日は終了した。
明日はいよいよ『ハウステンボス一ヶ月通っちゃうぜ!?』の最終日です。
最終日の前編を見る
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