執念の大捜索!迫りくる魔の手と、愛の洗礼。

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妄想じゃ〜に〜。IN熊本9

前回のあらすじ

大自然に囲まれた「黒川温泉」で、露天風呂巡り楽しんだ一同。

しかし、女湯で一人、ゴン太の人形と戯れ合う“くま子の存在”を完全に忘れたリリーとゴン太は、彼女を置き去りにして一足先に旅館に向かうことになった。

執念の大捜索

 

くま子

この私を置き去りにするなんて・・・あの子たち、絶対に許せない!!!

ちょっと、そこのあなた!!!

通行人

え、私ですか!?

くま子

そう、あなたよ!

顔が瓜二つで、ツルツル頭の坊やたちを見なかったかしら!?

通行人

か、顔が瓜二つで、ツルツル頭!?

いえ、見てませんけど・・・

くま子

・・・あなた、怪しいわね!

まさかあの子達をたぶらかして、囲ってるんじゃないでしょうね!?

このアバズレ女が・・・

私のゴンちゃんを返しなさいよ!!!

通行人

ア、アバズレ・・・!?言い掛かりはやめてください。

私、本当に知りませんから!失礼します!

くま子

ちょ、ちょっとアンタ、待ちなさいよ!!!

チッ・・・逃げ足が速い女ね。

まぁ、いいわ!

あの子達がこの温泉街にいるのは分かってる。必ず見つけ出してやるわ・・・

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スイーツ男子

くま子が躍起になって二人の行方を捜索をしている、その頃・・・

彼らは、黒川温泉街唯一の”洋菓子専門店”パティスリー麓』 の、ショーケース前で指を咥えて立っていた。

リリー

ね、ゴン太ぁ〜!?

僕、このプリンが食べたい・・・

ゴン太

ゴックン・・・俺はこのシュークリームにぞっこんLOVEだ・・・。

よ〜し、俺にいい作戦があるぞ!

リリー耳かせ!ゴニョゴニョ・・・・・・・・・

リリー

なるへそ〜・・・

ゴン太、頭いいじゃんか〜♪にっひっひ・・・

二人は何やら企んでる様子で、ニヤニヤしながら物陰へと消えて行った。

そして数分後・・・

リリー

控え控え〜い!この印籠が目に入らんか〜!

この僕たちを、どなたと心得る〜!

リリ様とゴン太様だぞ〜〜〜〜〜!?

お店の店員

えっ!?

あ、いらっしゃいませ・・・ペコッ

ゴン太

構わん、構わん、こうべをあげんか!

それより、我々に無償で年貢(プリン&シュークリーム)を納めなさい!

お店の店員

あ、いえ・・・それはちょっと・・・

ですが、そちらの入浴手形をお持ちですので、1,000円以上お買い上げのお客様には『麓オリジナルクッキー』プレゼントしております♪

リリー

ぬおぉぉぉぉぉーーーー、アイラブクッキー!!!

それじゃ、僕には地獄プリン3つ下さいな〜♪

ゴン太

拙者は、そのシュークリーム三つ頂こう!

二人で、合計1,000円越えでクッキGETでござる♪

注意

水戸黄門のコスプレに加えて、入浴手形を『印籠』として悪用する、悪質な黄門詐欺・・・。

皆さんは決して真似せず、入浴手形本来の使い道で、各サービスを受けましょう。  

パティスリー麓

くま子のLOVEガイド

『パティスリー麓』

黒川温泉街の中心部にある、人気スイーツ店

湯上りスイーツの定番『黒川地獄プリン』は、私のお肌並みにプルンプルン♡

270円(税込

「塩麹のシュークリーム」は、注文後にカリっと焼き上げたシューに、滑らかなカスタードクリームを詰めてくれるの。

私もゴンちゃんの腕に包まれたい・・・

くま子だってプルップルで、滑らかなお肌をした、ピチピチ乙女なんだから(//∇//)

220円(税込)

その他にも、ココでしか味わえないスイーツがテンコ盛りん♡

お値段もお手頃な上に、入浴手形を提示すれば1,000以上の購入で、『麓オリジナルクッキー』まで頂けちゃうんだから、スイーツ好きには堪らないお店ね。

ヨダレが止まらないわ・・・グヘヘへへ

一部のスイーツはネットでも購入可。

パティスリー麓 公式ホームページ→ http://www.kurokawa-roku.jp/

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次なる展望

大好きなスイーツを購入した二人は、食べる前に今晩泊まる旅館のチェックインを済ませる事にした。

そして、今後の旅についての話し合いに・・・

リリー

ねぇ、ゴン太?

そろそろ熊本を離れて、次の県を目指すってのはど〜かな

ゴン太

いいんじゃね〜か?

次はココからだったら一番近い、大分県だな♪

リリー

大分県かぁ♪

また新しい出会いが待ってるかな?

僕、楽しみだな〜♪

そういえば、くま子ってまだお風呂に浸かってるの〜!?

ゴン太

ぬぁ〜〜〜!!!

あいつの事、完全に忘れてた・・・

まっ、いっか♪

あいつの事だし、どんな手段を使ってでもこの場所を嗅ぎつけて来るだろ!

迫りくる魔の手

ゴン太の言うように、彼女は凄まじい執念で彼らの行方を追っていた。

彼女のストーキング能力の高さは、宮崎県からの行動を見ていれば一目瞭然である。

魔の手は、もうすぐそこまで迫っていたのだ・・・

くま子

目撃者の情報によると、ここがそうね・・・

待ってなさい・・・承知しないんだから!!!

別れの決断

リリー

ねぇ、ゴン太?

くま子とはあんな出会いだったし、無茶苦茶なやつだけど・・・

明日でお別れなんだよね?

なんか、寂しくなっちゃうね・・・

ゴン太

そうだな・・・。

熊本を離れるって事は、アイツともサヨナラしなくちゃいけない・・・

旅を進めるって事は”別れの時”が来るって事でもあるからな。

いずれはお前とも・・・

リリー

うー・・・・・・。

ゴン太

だからこそ・・・

だからこそ、一緒にいるこの時を目一杯楽しもうぜ!?

なっ!?

リリー

うん・・・

くま子が帰ってきたら、温泉に置いて来ちゃったこときちんと謝らないと・・・

ゴン太

そうだな・・・

ちゃんと謝って、今夜は遅くまでエンジョイしちゃおうぜ♪

リリー

プリン&シュークリームで、熊本最後の夜に乾杯しなきゃだね♪

くま子、早く帰ってこないかな〜♪

振り返れば奴がいる

ガッターーーーーーン!!!

リリー

く、くま子ぉーーーー!?

くま子

坊やたち・・・今の話全て聞かせて貰ったわ!

ギッタンギッタンに、とっちめてやるつもりだったのに・・・

なのに、この頬をつたう涙は何よ!?

ゴン太

くま子・・・。

頬をつたう涙は良いとして、鼻水とヨダレを撒き散らすのは・・・・

リリー

汚いから、ナデナデするなバカくま子ーーーーー!

ぬーーーーーん、あっち行けーーーー!!!

くま子

離さない・・・

離さないんだから〜〜〜〜!!!

温泉に置いてけぼりにされた”復讐”を果たす筈だったが、二人の想いと、明日には訪れる『別れ』を知り、泣きじゃくるくま子。

“復讐の炎”は、涙と、鼻水と、ヨダレにより鎮火・・・。

彼女の愛の洗礼により、騒がしい夜にはなったが、最後には仲良く川の字で就寝した三人であった。

続く・・・。