前回からスタートした47都道府県妄想の旅。
沖縄に上陸するなり、「愛しのシータ」の名を空に向かって全力で叫びぶという奇行に走ったリリー。
謎の女性「シータ」と、この地で無事に再会を果たすことが出来るのだろうか!?
バナナで仲間に引き入れた二匹のシーサー、『ポチ』と『タマ』の嗅覚を頼りに、沖縄全土を視野に入れたシータ捜索が開始。
那覇空港駅からモノレールに乗り30分程かけて、リリー達は首里城へと来ていた。
首里城到着



ここは首里城だよー。
奥の方から彼女の匂いが微かにするんだ。

ねぇ、ポチ!?そもそも首里城ってのは何?

シータのズボンを盗むド変態のくせにそんな事も知らないのかよ。
首里城ってのは沖縄の歴史・文化を象徴する城で、首里城の歴史は琉球王国の歴史そのものなんだぜ!?

これは盗んでるんじゃなくて、レンタルしてるだけだもん!!!
そんな事より、その「琉球王国」ってのは一体何なの!?食べ物ですか!?

琉球王国は1429年〜1879年までの450年間に渡り存在した王制の国だよ。
詳しく知りたいなら公式サイト見るといいよ。
捜索開始

この奥にシータはいるのか・・・
待っててね?今見つけるから。
リリー達は、シータの匂いがする首里城の奥へと進んで行った。




シーーーーーターーーーーーーー!!!
いるなら返事してくれーー!!!
ねぇ、君達はバナナが欲しいんでしょ?黙ってないで、必死に叫ばないとダメだぞ!?

・・・シーーーターーーー!!!

シーーーーターーーー!!!

ポチに比べて、タマはしっかりと声が出てるし素晴らしいじゃないか。
タマには特別にバナナを半分あげよう!!!

え、ホント!?やったーーーーーー♪

シーーーーーターーーーーーー!!!


・・・・・・めっちゃ必死じゃんか。
ったく、仕方ないなーーー。ポチにも半分あげる!!!

お前ド変態だけどいい奴だな・・・。

僕は変態じゃなくて、常に新しいものを開拓するパイオニアだよ。
シータのズボンのフォルムが僕の知的好奇心を煽ったってだけの話で、匂いを嗅ぐのは二の次だもん。ハハハ
ほら君達のバナナだ。受け取りたまえ!!!
こうしてる間にもシータは何処か遠くへ行くかもしれないし、あんまりのんびりしてられないぞ?
早く食べて捜索を再開しよう。
シータの痕跡
リリー達は、バナナタイムを終え再びシータの捜索を開始した。

クンクン・・・、あの場所だ!!!


本当だ・・・
確かにあそこからシータの匂いがするよ!!!

本当かい!?
こうしちゃいられない・・・。
リリーは急いで橋を渡りその建物に向かったが、そこにシータの姿は既になかった・・・。

こんちくしょー・・・
ここにいるんじゃなかったのかよ!!!

確かに匂いは残ってるんだ・・・
少し前まで彼女はここにいたのは間違いない。
ん!?・・・あれを見て見てみろよ!!!


なんてこった・・・。彼女は蛇が大の苦手なんだ!!!
この看板を見て怖くなって、ここから移動しちゃったんだ・・・。
恐らくシータはもうこの首里城にはいない。もう二度と会う事は出来ないかも・・・。

・・・元気出せよ変態!!!
ほら、お前の宝物だ。遠慮せず嗅いじゃえよ!

ポチ・・・ありがとう・・・。
クンカクンカ・・クンクンクンクンクンクン・・・。


ぼ、僕達も彼女が見つかるまで協力するから。
諦めずにまた一緒に探そう?

ねぇ、タマ!?僕は今は本気でエンジョイしてる最中なんだよ!?
分かるよね!?
今話しかるのは遠慮してくれないか!?

ご、ごめんなさい・・・。

そうだぞタマ?
今話しかけるのは流石に野暮ってもんだ。しばらくそっとしてやろうぜ!?

そうだね・・・(´・_・`)
残念ながら首里城ではシータを発見する事は出来なかったが、引き続きポチとタマの協力を得る事が出来たリリー。
前途多難ではあるが、彼らのシータを探す旅はまだまだ続くのであった。
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首里城マップ
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おーい、このバカデカい建物は何だーーーー!?
ここにシータはいるのかい!?